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「休みます」に理由はいらない。子育て社員が語る、誰もが成果に向かえる組織

こんにちは、フリーランス人事の徳永です。

今回は、HERPにとって初めての子育て社員として入社され、社内表彰で「成果に向かう大賞」を受賞された金原さんにインタビュー!

保育園に通う子どもをひとり親で育てながらフルタイムで働いているという金原さん。余談ではありますが僕自身も2人の子どもを持つ親として、その難しさはよく理解しているつもりです。

「フルタイム社員として在籍している以上、8時間の勤務時間を確保しないと!と、時間ばかりにとらわれていた」と語る金原さんが、働き方の形に囚われずにバリューを発揮していけるようになったきっかけや、金原さんが良いと感じるHERPのカルチャーについて詳しく聞いてきました!
それでは本編をどうぞ。

(モデレーター:フリーランス人事の徳永(@mamboo_channel))

プロフィール

金原 para / ぱら(カスタマーサクセス)
京都大学経済学部卒業後、リクルートライフスタイルに入社。決済サービスの法人営業立ち上げなどを経験してから新卒採用に異動しつつ、一人の赤子をこの世に爆誕させた。その後、大学時代の友人が創業した15人規模のベンチャーで採用全般を担当した後、HERPへジョイン。

入社エントリ:オープンな採用のおかげで、「初めての子持ち社員」でも安心してベンチャーに入社できたお話

子育て社員、金原(以下、para)さんが入社するまで

ー本日はお時間いただきありがとうございます! 本記事で初めてparaさんに出会う人のために、簡単な自己紹介をお願いできますか?

はい。金原(かねはら)といいます。苗字を「キンパラ」と読み間違えられたことがきっかけで、あだ名がparaになりました(笑)。大阪出身で、陽キャオブ陽キャと言われるような明るい人間ですが、同時に内向的でもあります。

大学時代は子育て領域に興味があって、社会人になったら子どもを支援するNPO団体などに所属したいと考えていましたが、まずは自分がビジネスに強くなりたい! と一念発起してリクルートを選びました。

ーリクルートに入社してからHERPに来るまではどういう経緯でしょうか?

本配属では新規事業の組織に入れてもらうことができ、事業を動かせる人になろうと働いている中で妊娠が発覚して、そこからは異動、産育休、離婚、退職からの転職、コロナ……と、ほんとに大変でした!

子どもを育てるため一時は生活してくだけでも精一杯な日々でした。子どもの成長と共に次第に状況も落ち着いてくると、改めて「自分のキャリアを考え直そう」と思うようになりました。そのとき決めた転職の軸の1つが「子育てを軸にした働き方が出来ること」。そして、地元大阪に帰って、両親や兄家族の近くに住み、"家族に囲まれて育つ"経験をたくさんしてほしい、と思ったんです。

HERPに入社したのは、私の退職を知った代表の庄田がすぐに連絡をしてきてくれて、幅広い働き方の選択肢として業務委託を提案されて、という経緯です。
その後、HERPから正社員のオファーをいただいて「大阪からのフルリモートでもよければ」という話になり、今に至ります。社会人になってすぐに子どもができて、キャリア設計を変えざるを得なくなったため、社会人をやり直すぞという気持ちで頑張っています。

ーHERPではどんなお仕事をされているんですか?

カスタマーサクセスとして、既存ユーザーさんの活用支援や、カスタマーサクセスチームのKPIでもある契約更新(アダプション)を担当しています。更新はカスタマーサクセスチームが経営上のKPIとして最も重視している数字でもあり、チャーン防止も兼ねて追いかけています。

カスタマーサクセスチームの体制図

役割としてはプレイングチームリーダーという感じで、案件を持って商談に出つつ、施策とかも時間ある限り考えて、KPI指標の管理もしています。

案件は少しずつメンバーに渡しているものの、商談、動いている案件のやりとり、提案資料の作成や問い合わせ対応、社内MTG、施策検討へのフィードバックなどの通常業務をこなしていたら日中は終わってしまうんですよね。じっくり考えたりする時間は、朝早めに起きたりして、別で捻出しています。

もちろん、ひとり親なりの大変さはありますけど、自分が考える「子供との時間を妥協しない働き方」が実現できているんじゃないかなと思っています。

制度ではなく、考え方自体が変化に柔軟な会社

ーフルタイム勤務でも、妥協しない子育てをしているんですね。paraさんの思う「子育てを軸にした働き方ができる」とは、どういうことですか?

まずは「ガチガチじゃないルール」です。大手企業では産育休などの制度がしっかり整っている会社が多いのですが、その一方で「提供するのはここまで」と、その枠からはみ出る事態にあったときに柔軟に動いてもらえるか、は別の話だと思っています。

以前大手で働いていたとき、保育園でトラブルがあり、預けて働くことに強い不安を覚えるという瞬間があったんです。でも当時、リモート勤務は「試験を受けて、一定の成果が出せることを証明してからでないと許可されない」というルールだったんですよ。

今なら状況も変わっていそうですが、たとえ充実した制度があっても、子育てと仕事を思うような形で両立することが難しいと感じました。なので会社選びの際は、会社の制度ではなく、考え方自体が変化に柔軟な会社を選ぼうと思うようになりました。ルールの枠から出た時、どれだけ受け止めてくれるか、という部分です。HERPはそういった点で、特に安心できる会社だと感じています。

ーHERPだと、どういった部分が柔軟だと感じますか?

フレックスをうまく活用しながら、フルタイムで勤務できています。朝4時半に起きて、5時から7時まで働く。7時に子供を起こして9時に保育園から帰ってきて、17時までまた働く。そして21時には子どもと一緒に寝ることにしています。

他にも、ほんの何ヶ月か前の話ですが、新型コロナ感染症で保育園が断続的に休園になり、先の見通しが経たない状況に不安を覚えました。ですが、Slackで状況を発信したり相談したことで、1週間後にはシックリーブ制度ができていました。

保育園休園でなかなか働けない状況を聞いて、
COO徳永が「会社でできることはないか」とparaにヒアリング
5日後の17日(月)よりシックリーブ制度が使えるように爆速導入


そうやって、成果を出すために気持ちよく働くにはどうしたらいいだろうかという視点で考えてくれ、すぐに動いてくれるのがありがたいです。

「休みます」に理由はいらない

ーこれ以外にも、HERPの働きやすい点はありますか?

「お互いを尊重し合う文化」があることです。周囲の理解があるということに助けられています。ただ、その理解・尊重というのは「お子さんがいるから、特別扱いしようね」ということではないんです。

誰かが「この日は休みます」と言ったら、みんな「はーい」とスッと了解される感じなんです。Slackで「ナイスUQ」、「ナイスシックリ」と絵文字でリアクションが返ってくるぐらい。それぞれが最低限のルールの範囲内で、責任をもって仕事をしていればそれで問題なし、というのがHERPの考え方なんです。

#herp -kintaiのお休み連絡集

休む理由が、自分や家族の体調不良だろうと、子育てだろうと、推し活だろうと「みんなそれぞれ仕事以外にも大切にしたいことがある」という前提で尊重し合えているので、とても居心地がいいですね。入社した当時は子どもがいる社員は私だけという時期もあったのですが、私だけが特別扱いされるわけではなく、どんな社員でもフラットにイチ社員として尊重しあう文化はありがたかったです。

ー休んだり中抜けすると、チームに皺寄せが行く懸念はありませんか? 

もちろん、そうした状況もあります。仕方のないとき初めの頃は(申し訳ないけど遠慮せずに言うしかない…!)と言う感覚で、少しだけ勇気のいる行為だったのですが……、私の中でかなり衝撃的な事件があって感覚が変わりました。

目標金額を背負っているグロースマネージャーの宮田さんが、四半期の締めという経営インパクトの大きな時期に、1週間まるっと有給で休んだんですよ(笑)! もー、ほんまクレイジー、と思いました。

だけど、メンバーはみんな例によって「はーい」と受け止めてるんです。そこまでに必要なことは全部終わってるだろうという信頼があるし、ちゃんと休むまでに仕事を誰かに渡しているのであればそれは悪いことではなく、渡された側も「はい、受け取ります」というスタンスなんですね。
そういえば最近は育休を取っている男性社員もすごく多いんです。これも同じくテキパキと周りでフォローし合っています。

こういう文化だからこそ、自分の責任をしっかり果たしてさえいれば、自分が人生で大切にしたいことを守りながら働けると確信できました。あの時の宮田さん、何してたのかなって今でも気になりますけどね(笑)。

どんな人でも成果に向かっていることがまっとうに評価される職場

ー社内表彰で「成果に向かう大賞」を受賞されていましたね。

ちょうど入社1年経って表彰されました。素直に嬉しかったですね。

実際のHERP AWARD受賞スライドと選定理由

ーどのような部分が評価されたのでしょうか?

先程話した、顧客の契約更新周りでの目標達成が、外部環境要因で前Qで厳しい状況だったんですね。そんな中でも目標達成のために周りをどんどん巻き込んで動いていったことが「成果に向かう」として表彰してもらえたみたいです。

ーparaさん自身は表彰されるまでに成果を発揮できるようになった理由をどのように考えてますか?

以前は、すごく覚悟を持って「フルタイムで働くこと」と戦っていたなと思います。子どもはまだ小さくて、ひとり親で、頼れる同居の親もいない。本当にフルタイムで働くこと自体をやりきれるのかどうかの不安もあったし、それ自体がすごく高い目標だったからこそ固執していたところがありました。

でも、HERPで働くうちに「求められていることは8時間働くことじゃない」と気づいたんです。

HERPでは「その仕事はユーザー価値に繋がっているか?」「成果に向かっているか?」ということをすごく問われるんですね。施策ひとつに関しても「ユーザーの何をどうするためにやるの?」と聞かれるので、必要がないならやらないという判断もできるようになりました。

その文化に浸っていると、1日に8時間働けているか、ということよりも、自分が期待されている成果をどれだけ出せるかが大事だという方に自然と気持ちが向くようになりました。

8時間働くと言う契約はないがしろにしていいわけではないですが、契約という縛りで自分を不安にするのでなく、成果を出すという責任を果たすことを目指す方がずっと意味がある。そこから、前向きな気持ちで働けるようになりました。それが自分の”成果に向かう”振る舞いへ影響していったんじゃないかなと思っています。

仕事内容をまっとうに評価されてること自体がとても嬉しかったし、その人の色んな事情を受け止めあって、成果に一緒に向かっていける職場環境で改めて良かったと感じた瞬間でした。

決まったレールがないからこそ、望むキャリアを得られる場所

正直に言えば、いまだにお昼休みをとるにもバタバタしているし、インプットの時間なんかは無理しながら作っているのが現実です。子どもが来年から小学校に通うことになりますが、環境が変わった時にどんな影響が出るのかわからないので、懸念は尽きません。

でも、責任を果たした上で、欲しいものをしっかり発信すればどう実現するかを一緒に考えてくれるHERPだからこそ、何か1つに固執せず、柔軟に成果を出していきたいなと思えます。

HERPという会社は、人生のレールを敷いてはくれません。自分で欲しいものを選び、発信し、責任を持って取り組むことで、望むキャリアを得られる場所です。それぞれの好きなように生きることを尊重してくれるところが、居心地がいいなと思うポイントです。

お子さんと一緒に五反田オフィスにキックオフに来た時のparaさん

ーこれからやっていきたいことを教えてください。 

まずはリニューアルの目標達成に全集中ですね。カスタマーサクセスチームとしては、最低限のことがやっとできる体制が整ったところに、力強い新しいメンバーたちのジョインもあり、ようやく「スクラム採用推進」や「データ活用」といったユーザー課題に向き合い支援の幅を広げる動きを推進できるようになってきました。チームとしての提供価値を、もう1段上げていきたいですね。

特に、HERPのユーザー層はスタートアップ企業がメインだったところから、より採用規模の大きな会社にも導入いただけるようになっていて、これまでとは違った進化が求められていると思います。

そこに対応するためにも、ユーザーを巻き込みながら、価値観を変えていけるような人に仲間になって欲しいです。これまでを否定するのではなく、よりよくするために破壊できる人。やってみよう! と明るくチャレンジできる人と一緒に働いていきたいと思っています。

ー意気込みからも”成果に向かっている”姿が見えてくるparaさんでした。お話ありがとうございました!

カジュアル面談歓迎!

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また、働き方については下記のページでHERPの制度・福利厚生について説明していますので覗いてみてください。


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