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「エンジニアはBtoB SaaSをやっておいて損はない」フロントエンドエンジニアが語るHERPの魅力とは

こんにちは、HERP開発チームです!

HERPはフロントエンドエンジニアを採用したい。
「株式会社HERPは関数型 Web (特にフロントエンド) エンジニアを切実に募集しています」と訴え続けておりますが、いったいどうすればHERPで働く魅力を知ってもらえるのでしょうか…。

悩んだフロントエンジニアのnumbにより、創業メンバーのフロントエンジニアであるryota-kaへと、徒然と、HERPに必要なエンジニア像や、BtoB SaaSを開発する魅力、HERPとはどういう開発組織なのか、インタビューを行いました。

こんなエンジニアの方にはこの先を読んで頂くと面白い発見があるかもしれません。

  • アプリケーション開発者としてスキルを高めたい人

  • BtoB SaaSプロダクト開発に興味がある人

  • スタートアップでのフロントエンジニアの役回りについて興味がある人

それではどうぞ!

登場人物

ryota-ka:
京都大学経済学部卒。中高生の頃からのWebサービス開発経験を活かし、大学在学中よりスタートアップの独りエンジニアとして「Photoshopからインフラまで」を合言葉に開発・運用を担当。HERPには創業に際して参画。最近はWebフロントエンド領域を中心に担当しつつ、優れた抽象化のモデルや適切な妥協点について思いを馳せている。

numb:
30歳からプログラミングを始め、2021年10月にHERPに入社。


BtoB SaaSでフロントエンドエンジニアで育つスキルについて

numb:
僕は入社して1年ほどになりますが、創業メンバーのryota-kaさんはどれくらいになりますか?

ryota-ka:
もう5年半にもなりますね。

numb:
かなり長いですよね。今日は、HERPという会社に居続けているからこそ感じているryota-kaさんなりのHERPの魅力だったり、求められる人物像を深堀りしたいなと思います。

ryota-kaさんは、創業期からHERPでエンジニアとして働いているわけになりますが、HERPの開発環境についてどういう良さを感じていますか?

ryota-ka:
まだまだ少人数のスタートアップということもあり、各人が携わらないといけない領域が必然的に広いことや、開発要件の検討にエンジニアが積極的に携わる体制などが手伝って、狭義のWebフロントエンドだけをやっていても身に付けられない経験が得られる環境になっているなのではないかと思います。

numb:
具体的にはどういった部分のスキルですか?

ryota-ka:
例えば情報セキュリティに対する意識がその一つです。HERPが開発・提供している採用管理システムというサービスは、顧客企業に応募してくる候補者の個人情報を扱うことから、厳しいセキュリティ要件が求められます。

もちろんサービスにもよるとは思いますが、一般的に言ってBtoBサービスはBtoCサービスよりも求められる要件が厳しいことが多いです。例えば、会社として ISO 27001 (ISMS) などの外部認証を取得していないと、そもそもお客様に導入していただけないケースもあります。

開発に携わるエンジニアは、情シスの方の目線に立ってどういった機能や要件が必要になるのかを、常々考える必要があります。例えば、柔軟なアクセス制御、SAML認証などを利用したセキュアな認証機構、監査ログなどなど。HERPでもまだまだ実現できていないことは多いですが…
情報セキュリティについては、どんなサービスを開発するにあたっても必要になる、かなりポータビリティの高いスキルなので、「SaaS元年」と繰り返し言われている昨今において、身に付けておいて損はないと思っています。フロントエンドエンジニアのキャリアとしても、一度はBtoB SaaSの開発をやっておくといいんじゃないでしょうか。

HERPの開発チームの特徴は?

numb:
開発チームについての特徴とかはどのように感じていますか?

ryota-ka:
開発体制については、2020年の末から少しずつ形態は変えつつもスクラム開発に則ってプロダクト開発を行っています。導入に際して、最初期は色々と苦労した点もありましたが、今ではかなり安定したスクラム開発をできているのではないかと思います。

ryota-ka:
いわゆる「ビジネスサイド」であるRevenueチームとうまく協業できているいうのも良い点だと思っています。時々カジュアル面談で「ビジネスサイドからの圧力はありますか?」「納期とかって厳しかったりしますか?」とご質問を受けることがあるのですが、そういったことはもちろんありません(笑)メンバー全員がユーザー価値を起点に行動することで、一丸となってサービス開発・提供を行えているのは誇らしく感じます。

アジャイル開発の根幹となる精神である、インクリメンタルに小さく成果物を出すことで継続的な仮説検証を行うという文化が根付いてきているんだと思います。Revenueチームもそれを理解し、認識してくれているし、CS(カスタマーサクセス)チームともそういった前提で協業ができているので、サービス開発に会社全体として取り組みやすい環境だと思っています。

numb:
逆にどういったところに課題を感じてますか?

ryota-ka:
月並みですが、やはり「正しいものを正しく作る」ことは難しいなと常々感じています。しかし、強力な開発チームたり得るには、再現性を伴ってこれを行えなければなりません。そのためには、標準化を通じたエンジニアリングレベルの底上げや、新規・既存問わず継続的にプロダクト開発ができる体制作りが必要だと考えています。工安Q課(註)もその取り組みの一つですね。

註)学的な全性・定性をQualifyする課。他社で言うところのCTO室的な立ち位置にあたり、社内におけるノウハウ共有のサポート、技術や運用の標準化、アーキテクチャレビュー、社内向けライブラリの提供などを行っている。

ryota-ka:
なので、単にアプリケーションを作るだけではなく、プラクティスを探求したり、それらを組織に還元して蓄積させることが好きなエンジニアの方に来てもらえると心強いですね。技術的な知見のみならず、サービス開発という複雑性の高い事象に関して幅広く科学していけるといいのかなと思っています。

HERPに必要なのは「フロントエンドエンジニア」というよりも「Webフロントエンドに詳しいアプリケーション開発者」

numb:
どんなスキルを持った人が、HERPに入社してくれるとぴったりはまるでしょうか?

ryota-ka:
私見ですが、HERPでご活躍いただける人物像は、いわゆる「フロントエンドエンジニア」というよりも「Webフロントエンドに詳しいアプリケーション開発者」と言った方が的確なんじゃないかなと思っています。

numb:
前にも言ってましたね。

ryota-ka:
プロダクトを継続的に開発・提供する上では、単にアプリケーションを開発するだけではなく、開発したアプリケーションの運用まで面倒を見る必要があります。いわゆるDevOpsの考え方ですね。そのためには、「どのようにアプリケーションを動かすのが理想か?」「どのようなプラクティスを取り込めば運用上有利か?」など、Webフロントエンドアプリケーションに限らない、アプリケーション開発一般におけるプラクティスも抑えている必要がありますよね。

numb:
その感覚は、実際の業務からも共感できますね。

ryota-ka:
そういうわけで、こういった内容についても業務上の役割として求められることになってきます。会社によって「Webフロントエンド」と定義される範囲は異なると思いますが、HERPの場合はただフロントエンドアプリケーションを作るというわけではなく、総合格闘技的な様相を呈していると思っています。

アプリケーション設計・開発・保守能力はもちろんのこと、アクセシビリティなどを含むUIデザインや、デザイナーとのコミュニケーション、 POと共に行う要件定義・仕様策定、開発プロセスの改善…と、挙げればキリがないですね。

知識として最初から知っている必要は必ずしもないですが、恐らくこうした勘所を素早く押さえられる経験や感覚がある方が、我々が行うBtoB SaaSの開発にフィットするんじゃないかと思うんですよね。

HERPの開発はどんなフェーズ?

numb:
先程の求めるフロントエンドエンジニア像というのは、ある種「エンジニアとしての理想的な姿」のようにも思うのですが、なぜそれをHERPでは求められるんでしょう?

ryota-ka:
やっぱりまだまだHERPの開発組織が若いフェーズにあるからだと思いますね。大企業のように、開発組織のシステムが整っていたり、明確な役割分担があれば話は変わってくるかもしれませんが、まだまだHERPはそのフェーズにまでは達していないからだと思います。

決められた役割や業務だけをまっとうするのでなく、プロダクトの課題の発見や解決という、抽象度が高いことができ、かつそれをやりたいと思ってくれるようなエンジニアと出会いたいなと思っています。

numb:
それが最近社内でよく言われる「頭が良くて物事を成し遂げられる人」ってことですかね。

ryota-ka:
そうですね。『ソフトウェア開発者採用ガイド』という本からの引用ですが、周りの人を巻き込みながら泥臭く動いていける人、それが弊社のフロントエンドエンジニアに求められていると思っています。

numb:
確かに、それは自分が業務に取り組んでいても感じます。開発力により物事を成し遂げて、プロダクトを前に進めてくれる人が入ってきてくれるといいですね。

ryota-ka:
切実に募集しています…!

以上、フロントエンジニアのryota-ka&numbでした。

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