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ミッション実現にピュアに集中できる組織を作るのが私の使命 | noteでカジュアル面談 〜 冨田真吾
こんにちは!HERP広報の白石です。
「noteでカジュアル面談」シリーズでは、HERPのカジュアル面談や面接に登場する担当者のこれまでの経歴や、HERPに入社した理由、仕事のやりがいなどを紹介します。
今回は『HERP Hire』事業責任者の冨田真吾(@tomi_dada_shin)にインタビューしました!
冨田 真吾(とみだ しんご)
採用業務支援領域 HERP Hire事業部 事業責任者
2017年3月 京都大学大学院人間環境学研究科修了
2017年4月 新卒でビービット入社
2019年7月 HERP入社
2024年9月 HERP Hire事業責任者に就任
これまでの経歴
——まずはHERPに入社するまでの経緯について教えてください。
大学院修了後、新卒で株式会社ビービットに入社しました。UX関連のコンサルティングやSaaSサービスの開発・提供を行うIT企業です。ビービットを選んだ理由は、大きく3つありました。
1つ目は、社会を良くすることにベクトルが向いていたことです。資本主義をもっと理解したいという思いがあったんですが、お金を儲けることが本当に世の中のためになるのかわからず、お金儲けにベクトルが向いている環境は怖いと思っていました。なので、社会的な意義にベクトルが向いている会社に惹かれました。
2つ目は、当事者意識を感じられる組織規模だったことです。大学時代に公式野球部に所属していて、全体をわかったうえでその中に自分がいると感じられる当事者感覚が心地良かったので、仕事においても全体の人の顔を認識しながら動ける環境が良いと思っていました。
3つ目は、優秀な若手社員がいたことです。2〜3年踏ん張ればこの人のようになれるかもしれないというロールモデルとなる先輩がいたことが大きかったです。
入社後は、クライアント企業のサービスの体験を向上させるコンサルサービスのコンサルタントを1年少し担当しました。その後、SaaS事業のインサイドセールスの立ち上げや、プライシング検討などのプロダクト企画を経験しました。
ビービットでは、ビジネスで成果を出すとは何かというプロフェッショナリズムや、サービスの価値を高めるために一人のユーザーからインサイトを得るスキルを学びました。また、SaaS事業に関わってからは絶えず走り続けないと死ぬ、という事業会社の宿命のようなものを痛感する機会に恵まれ、今の仕事の価値観に影響を与えていますね。
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——前職でもSaaSビジネスを経験されたということですが、手応えはいかがでしたか?
SaaSというビジネスモデルに関わる中で、お客さんへの価値を高めることにフォーカスすることで、結果的に利益が出て、世の中も良くなるというモデルがちゃんと存在するんだなと感じられたことは大きかったです。
それによって、売上にこだわることに躊躇がなくなり、もっと大きなビジネスに関わりたい、自分の手でそういうビジネスをつくりたいと心から思えるようになったんです。
もっとも影響を受けたのが、SaaS事業部時代に一緒に仕事をすることに恵まれたビービットの取締役の存在です。
世の中を変革した姿を描き、そのためにこうするんだというスタンスを取り、それを世の中にぶつけては打ちのめされたり、手応えを得たりする。それを繰り返す姿を身近で感じさせてもらって、こうした動きを自分でやりたいと思うようになりました。
HERPに入社したきっかけ
——HERPに出会ったきっかけや、入社した経緯を教えてください。
ビービットのイベントを通して、会社の卒業生でもあるとくさん(HERPの取締役)に誘われたのがきっかけです。「会社をやってるから、一回遊びに来てや」と。
当時は従業員が10人ほどしかいなくて、初期フェーズのスタートアップというものに関わるのは初めてでしたが、「会社ってこうやって始まるんだ」とワクワクしたのを覚えています。マンションの一室…ではなくすでにちゃんとしたオフィスだったんですが(笑)、そこから少しずつ業務を手伝うようになりました。
転職を具体的に決めたのは、ちょうどビービットでも新しい挑戦をはじめようというタイミングで、形になるまでやりきるとしたら7年はかかるような意思決定になると感じていました。キャリアを7年スパンで考えたとき、現職に残るか、HERPに転職するか、どちらも自分にはもったいないようなチャレンジでしたが、最終的にはどちらがよりワクワクするかでHERPへの転職を決めました。
ワクワクポイントは3つあって。まず、経営陣が背中を預け合っていること、自分も信頼して預けたり預けてもらったりできること。次に、挑戦している市場の規模が十分にあること。最後に、優秀なエンジニア陣がいること。この3つは、自分がコントロールできない前提条件となるので、環境選びとしても大切だと考えていました。
——HERPにはどんな印象を持ちましたか?驚いたことやギャップはありますか?
関わり始めたときの高揚感は今でもよく覚えています。
まず、議論がものすごく早くて、slackでスパスパと意思決定が行われることが新鮮でした。しかも、それぞれのメンバーが自分の意思で動き、かつ共有されながら議論がなされていく。トップダウンではなく、自然発生的というか、アメーバのように状況に合わせてどんどん動きがあり、おお、これがスタートアップかと思いましたね。
また、仕事の話とふざけたコミュニケーションが同時並行で、「こんなにライフとワークって近くていいんだ!」という感想も持ちましたね。
HERPでの仕事内容
——HERPに入社してからこれまでの仕事内容について教えてください。
2019年7月に入社した時はレベニューマネージャーという役割で、『HERP Hire』のビジネスサイドのリーダーを2年ほど担当しました。2021年9月に1ヶ月の育休を取得し、戻ってきてからは採用や組織開発などの仕事が増えました。『HERP Nurture』の事業開発や、新規事業寄りの仕事をしていた時期もあります。2度目の育休を2024年2月から4月に取得して、同年9月より『HERP Hire』の事業責任者に就任しました。
——HERP Hire事業部の事業や仕事内容について教えてください。
採用管理システム『HERP Hire』の開発・提供を中心に、企業の採用管理や、その周辺のニーズに応えるサービスを提供しています。私は事業責任者として、プロダクト開発と、カスタマーサクセスを含むセールスマーケティングの管掌をしています。
——HERP Hireはどのような事業フェーズなのでしょうか?
これまでは採用管理システムとして、採用管理業務をしっかり支えられるようにプロダクトを磨いているフェーズでした。2024年後半くらいからプロダクトとしての練度が追いついてきて、お客様からも使いやすくなったという声を多くいただけるようになってきたと自認しています。
そのような中で、今のHERP Hire事業が面白いと思うポイントが2つあって。
1つは、会社のミッションである「採用を変え、日本を強く。」を実現するためにどのような体験をつくるべきか、改めて考えていけるフェーズになったことです。
もう1つは、HERP全体の戦略として、マッチング事業で世の中にインパクトを与えていくことを目指す中で、『HERP Hire』の持つ顧客基盤やデータ基盤が強力なアセットになり、マッチング事業をテコにHire事業自体も成長角度を高められるタイミングがきていることです。
他の事業とどのようにシナジーを生み出していくのか、また、生み出すためにどんな組織を目指すべきか、プロダクトとしてどんなデータのインフラを持つべきか、といったことを考えられるところが本当に面白いと思いますね。
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(HERP Hire事業の今については、冨田のnoteもご覧ください!)
——「採用を変え、日本を強く。」というミッションを改めて追求できるフェーズになったんですね。
HERPには自分の頭で考えて成果に向かえるメンバーが集まっているという信頼があります。そうしたメンバーが「採用を変え、日本を強く。」というミッションにピュアにフォーカスできる状態、貢献実感を持てる状態を作り続けることが重要だと考えています。
そのために、「採用を変え、日本を強く。」をブレイクダウンして考えて、改めて事業として何をどのように目指すのかを明確にする必要があります。
また、マッチング事業とSaaS事業という2つのビジネスが両立し、お客様に価値提供できる基盤をどのように整えるかが重要になってきます。
この2つが整えば、あとはメンバーそれぞれの特性が強みとして現れるように日々チューニングするだけだと思っています。
——働くうえで大切にしていることを教えてください。
事業責任者としては、事業として勝てる状態を作ること。それに尽きますね。
私は根っこには「良いチームを作りたい」という思いがとても強くて。でも、資本主義でやっている以上、勝てていないのに良いチームというのは存在しえないことをこれまでの社会人経験から実感しています。一番組織や人に向き合いたいからこそ、前提条件である事業として勝てる状態をつくり続けることが重要だと思っています。
なので、勝ち筋を見出してストーリーに乗せることが事業責任者である自分の一番の責務だと思っています。優秀なメンバーが揃っているので、こんなにすごい人たちのリソースを世の中に対して意味のないことに割いてはならないという使命感があります。それを決める役割をもらっているので、毎日必死です。
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こんな人と働きたい
——HERP Hire事業部で働く魅力はどこにあると思いますか?
ピュアにユーザー価値に向き合える事業であり組織であるというところは、これからも守っていきたいし、より磨いていきたいところですね。
事業が大きくなってくると気持ちだけでは打破できないことも出てきます。そのために仕組みを整えて、成果を出すことにしがらみなく向き合えるようにしたいです。プロダクトが大きくなることによる動きにくさはどうしても生まれるので、そうした課題に取り組んでいく必要があると思っています。
ピュアにユーザー価値に向き合いたいと思っている人、ユーザー価値への思いがある人にとっては最高の環境だと思います。
——どんな方に仲間になっていただきたいですか?
仲間や顧客と協働して新しい採用のあり方を作ること、ひいては世の中を良くすることにエネルギーを使いたい人。そのためにどんどん学んだり、自分自身を変えたりできる人です。
HERP Hire事業はまだまだ進化を求めたいフェーズなので、無難にまとめるのではなく、新しい挑戦を自分の手で作りたいというマインドの人と一緒に働けると嬉しいですね。
——最後に、プライベートについても教えてください!
空いた時間は子どもと遊んでばっかりなので、3歳と1歳の子どもと毎週土日に何をして遊ぶかをいつも考えています。
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最近は千葉の館山へ旅行に行ったり、キャンプに行ったり、ハロウィン仮装したり。友達の家族と出かけることも多いです。関東圏内の行けるところをがんがん攻めています。
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本当は早く妻と遊びたいんですが、子どもが遊んでくれるのは多分今だけなので。いらないと言われるまで、とことん遊んでもらおうと思っています。
『HERP Hire』は、まさに進化の真っ只中にいる、ワクワクするフェーズです。
冨田率いるHERP Hire事業部では、このワクワクを一緒に実現する仲間を募集しています。ご興味のある方は、ぜひ以下よりお申し込みください!