HERP主力事業のさらなる成長を「仕組み化」で作っていく | noteでカジュアル面談 〜 丸山礼
こんにちは!HERP広報の白石です。
「noteでカジュアル面談」シリーズでは、HERPのカジュアル面談や面接に登場する担当者のこれまでの経歴や、HERPに入社した理由、仕事のやりがいなどを紹介します。
記念すべき第一回は、『HERP Hire』開発チームのエンジニア、丸山礼(@rei_maruyama_)にインタビューしました!
これまでの経歴
——まずはHERPに入社するまでの経緯について教えてください。
新卒では、主にAWSのインテグレーションを行っているSlerに就職しました。そこは研修制度が充実した会社で、1年間かけて、いろんな部署を2ヶ月ずつ経験して回るという制度がありました。プログラミングなどは未経験だったのですが、いろんな部署を回った結果、自社サービス開発の部署が自分に一番向いていると感じて、エンジニアとして配属させてもらった流れになります。
自分の特性として、興味があるものはすごく夢中になれるけど、興味がないものはとことん興味がないというところがあるんですが、エンジニアリングに関してはたまたま興味が持てたんです。
また、新しいものがどんどん出てくる世界なので、経験年数が少ない中でも、飽きないな、一生やっていられそうだなという感触が得られたことが大きかったです。
——未経験でエンジニアになって、大変だったことや学びになったことはありますか。
自社サービスの開発をすることになって、その部署に配属されたんですが、新卒からいきなり自社サービス開発に配属されたのは私が初のケースだったんです。教える体制も確立していなかったので、ぶっつけ本番でやりながら学んでいかなくてはいけなかったのがシンプルに大変でしたね。
未経験のうちから一人前の仕事を任されていたので、谷底に突き落とされて這い上がる、ということをやっている感覚がありました(笑)。進捗管理のような当たり前の概念も、実践の中で身に染みてわかる、という感じでしたね。
その中で、技術面もそうですが、働き方のようなところをすごく学ぶことができたと思っています。良い意味でもほったらかしだったので、自分で改善しようと思ったところをそのまま任せてもらえることも多くて。
例えば、新しいエラー通知の仕組みを導入したり、静的解析の仕組みを導入したり。技術面以外だと、サービスが退会されたときのアンケートを導入したり、スムーズに技術調査できるように問い合わせフォームの項目やプレースホルダーの文言を改善したりしました。
こうした属人化をなくすための仕組み化だったり、問題解決全般の考え方が身についたと思います。
HERPに入社したきっかけ
——その後、HERPに入社した経緯について教えてください。
自社サービス開発の部署に3年ほどいて、開発内容もずっと同じことをやっているような感覚がありました。『HERP Hire』のように急成長しているサービスではなかったので、機能開発のペースもゆっくりで、より早いサイクルで機能追加されるプロダクトの方が自分自身も成長できるのかなと考え始めました。
基準としては、「型のあるプログラミング言語」を使えるところが良いと考えました。当時プログラマーとしては3年目で、ずっと動的型付け言語であるRubyを使っていたのですが、次の成長段階として静的型付け言語をガッツリ経験してみたいと思い、そうした経験ができる環境を探しました。
もう一つの基準として、作る対象に興味を持てるものが良いと思い、前職で新卒採用に関わっていたので、採用系やHR系のサービスなら興味を持てるかなと。
HERPは、新卒採用でまさに『HERP Hire』を使っていたので知っている会社だし、静的型付け言語も使っているし、良さそうじゃん!と入社しました。
なので、実はHERP1社しか受けてなくて。自分からカジュアル面談を申し込んで、そのまま良さそうだし入っちゃおうという感じでした。
——HERPの中の人に会ったのは選考が初めてですか?
そうですね。当時、技術的な要素や概念に対する興味が強くあったので、カジュアル面談でそうした話ができたことが個人的にプラスでした。
静的型付け言語の経験(※)がないことが当時のHERPの担当者としては不安だったらしく、普段の選考フローにはなかった、お試し入社みたいな選考を受けることになったんです。土日にがっつりHERPの技術スタックでコードを書いてみるという選考だったんですが、それによってちゃんと見定められた上で評価されているっぽいなと思えたのが、自分としては良かったです。
(※)現在のHERPの採用では静的型付け言語のご経験は問いません。
——入社して驚いたことやギャップはありましたか?
当時は今と違って個人戦みたいな状態で、個人が開発タスクを受け取って、一人でやりきるという感じだったので、実は最初は前職との違いに難しさを感じました。
前職はチームの8人で1つのサービスを見ていたので、チームとしてサービスに関する色々なことをコントロールできたのですが、当時のHERPはすでにものすごく細分化されていて、インフラと開発があって、開発の中でも色んなマイクロサービスがあって…という状況で。自分の力で制御できる領域が狭くなった気がして、最初は戸惑いがありました。
入社して半年くらい経ってから組織化する動きがあって、そこから2年ほど経って今はさらに組織化されてきて、チームで開発できるようになったなと感じています。
——人の印象はどうでしたか?
入社当時は、学術的なバックグラウンドのある人が多くて。私はそうした専門性がなかったのでちょっと自信をなくす、みたいな時期はありましたね(笑)
大学の頃からバリバリ書いてたとか、研究してたとか。文系出身の人もいますが、小学生の頃からプログラミングしたとか。なんかすごい人が多いなという印象でした。
でもギャップはそのくらいですね。当時から3年くらい経って、現在はエンジニアのキャラクター性も結構変わってきていると思います。
HERPでの仕事内容
——HERPに入社してからの業務内容について教えてください。入社してからずっと『HERP Hire』を担当されているんですよね。
そうですね。ここ1年は『HERP Hire』の中の機微情報管理や権限管理の部分を開発するチームで、チームリード(※)という役割を担っています。
機微というのはセンシティブな扱いをする必要のある情報のことで、例えば年収情報とか、見せてはいけないファイル情報とか、そうした部分を扱う機能の開発を担っています。機微情報以外にもちょくちょく、日程調整機能などにも関わっています。
権限管理に関わる基本的な仕組みは以前から存在していたのですが、2022年頃にさらに追加し、より柔軟な権限設定ができるようになりました。ただ柔軟ではあるんですが、ユーザーから見たときに設定が複雑で難しいという課題がありました。今は、そうした使い勝手を改善し、よりわかりやすくするための開発に取り組んでいます。
また、見られる情報は「幅」と「深さ」の2軸で考えています。
既存機能では、見られる情報の範囲という意味での「幅」の制御は、ある程度柔軟になっているのですが、見られる範囲内でどの階層まで見られるかといった「深さ」についてはまだ柔軟に対応しきれていない状況です。そちらも柔軟に制御できるように開発を進めています。
——チームにおける役割についても教えてください。
チームは4名のエンジニアやプロダクトオーナーで構成されており、そうしたメンバーの目標管理をしています。
また、作るものはおおよそ決まった上で、それをどう実現するかという細かい仕様定義や、実現しやすさも含めた全体的な最適化の判断をしています。
提供できるユーザー価値が同じくらいの機能が複数あったときに、どれがもっともコスパが良いか(工数にたいして得られる価値のバランスは適切か)という観点から提案したり、既存機能との兼ね合いで開発の優先順位や計画を立てたり。そうした判断をチームの皆ができるような仕組み化にも取り組んでいます。
——どのようなところにやりがいを感じますか。
先ほども触れましたが、今作っている機能は、初期の機能と2022年頃に作られた機能に対して、さらに上乗せしようとしている段階なので、0から作るわけではないからこその難しさがあります。
とくに権限まわりは一度作った仕様を変えることは難しいですし、もし何らかの不具合で予想外の部分が変わってしまって、全然関係ない人に年収情報が見えてしまった、なんてことがあったら大問題です。
こうした緊張感の中で、慎重に積み上げていくことが、個人的には面白みだと感じています。作るものの仕様や作り方の方針を決めるときに、いかにして過去のものと繋ぎ合わせて、リスクを最小限にして欲しいものを作るか、にチャレンジできるところにやりがいがあります。
さらに、会社としては既存事業である『HERP Hire』に加えて、新規事業もどんどん立ち上がっているタイミングなので、将来的にはリソースを新規事業に移していけると良いだろうという方向性があります。そのために、より少人数で『HERP Hire』をメンテできる仕組みも今まさに考えていて、そうしたところも面白いポイントだと思っています。
働くうえで大切にしていること
——働くうえで心がけていることや大切にしていることはありますか。
今、HERPは激動の時代だと思っていて。私自身、これまでもチームのリーダーのようなことをしていたのですが、2024年2月から正式にチームリードというポジションに就いて、さらに9月にはマネージャーロールも加わるなど、求められる役割がどんどん変わっています。
やるべきことがどんどん変わっていく中で、何ができるだろうと考えるのは結構難しいのですが、そうした状況も含めて楽しめています。やっぱり「変化を楽しむ」ことは大切だと思いますね。
また、自分が得意なことに落とし込んだり、意外と得意なのかもしれないと思うことを頑張って磨いてみる、ということを意識しています。そうすることでより楽しく働けると思っています。
こんな人と一緒に働きたい
——どんな方に仲間になっていただきたいですか?
既存コードをリファクタリングしながら欲しい機能を実装していくことや、実装以外にも広義にプロダクトを作ることやチームとして成長していくことに面白さを感じられる方と一緒に働きたいですね。
また、権限管理のような、業務系SaaSのさまざまなテーマに関心のある方に来てもらえると、チームとしてより強くなれますし、その方にとっても、『HERP Hire』ならではの面白い課題がたくさんあるので、きっと楽しめると思います。
あとはやっぱり、激動の時代なので。私自身も役割が変わって激動ではあるんですが、エンジニアリング組織自体も激動だと思っていて。会社としても、評価制度が新しくなったり、新規事業がどんどん立ち上がったり。既存事業から新規事業への人の流れもありますし、本当に色々なことが変わっていっています。そうした変化を楽しめる方が向いていると思います!
(エンジニアリング組織の変遷についてはこちらもご覧ください!)
——最後にプライベートについても教えてください!
趣味に関しては、瞬間的にハマって、瞬間的に飽きる、というのを人生の中で繰り返しています(笑)。その中で、ごくまれに2回以上そのタイミングが訪れるものがあるんです。
例えば、大学4年生のときにクイズに2ヶ月だけハマって、また去年の年末から今年の1月にかけて2ヶ月だけハマっていました。あとは、数学の勉強も、社会人になってからやり直して、数ヶ月ごとにたまに繰り返す、ということをしていますね。
それを超越してハマり続けていられるのがプログラミングや技術系なんです。
——良い話ですね。
あと、Vtuberはわりと継続して見ています。
にじさんじという事務所を主に見ているのですが、「この人とこの人が仲良くなっていく様を遠目から見ているのが楽しい」というタイプで、イベントや大会を見てほんわかした気持ちになって楽しんでいます。
——最後に意外なお話が聞けて良かったです!(笑)本日はありがとうございました!
『HERP Hire』の累計導入企業数は2000社を突破し、堅調な成長を続けています。
会社として複数の新規プロダクトを立ち上げ、プロダクト間のシナジー創出に力を入れている今、基幹事業である『HERP Hire』に求められる役割はより複雑化・高度化しています。
『HERP Hire』の開発チームにご興味のある方は、下記よりご連絡ください!