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かつては自分を追い込み働いたフロントエンドエンジニア。大手では得られない「楽しさ」とは?

HERPの開発メンバーに迫ったnote企画、4回目の今回はHERP Hireのフロントエンド開発に取り組む遠藤さんに、出版社のIT部署でデザイナーとしてスタートしたこれまでの経歴や、大手での開発経験して感じるHERPでの開発の楽しさについて語っていただきました。

(聞き手・執筆:久野美菜子(@nokuuun))

プロフィール

Endo(えんどう)
早稲田大学卒業後、株式会社廣済堂にデザイナーとして入社。主に官公庁、メーカーのコーポレートサイト・キャンペーンサイトのデザイン・実装・ディレクション等を担当。その後、サイバーエージェント・NHN Playart・ビズリーチ・GA technologiesでフロントエンド開発・リードエンジニア・エンジニアリングマネージャ等の経験を積む。2021年5月にHERPへジョイン。
Twitter:@daisukeendo111

デザイナーからエンジニアへ

ー トータルでキャリアは20年にもなると聞いています!元々、新卒入社時はデザイナーだったと聞いています。エンジニアにキャリアチェンジしていったきっかけなど教えてください。

新卒で廣済堂という出版社のIT部署に配属されたのが、エンジニアのキャリアの始まりです。学生時代はデザインやプログラミングとは無縁でしたが、当時はちょうどITバブルの前後で、ITそのものへの憧れや興味から進路を決めました。

廣済堂では、官公庁やメーカーのWebサイト、e-Learningシステム等のデザインを担当し、実務を通じてデザインを学びました。当時の部署は若手に幅広く経験させることを良しとする方針で、デザインだけではなく実装も担当するうちにエンジニアリングにのめり込んでいきました。

ー そこからフロントエンドエンジニアにいたるまでどのような歩みがあったんですか?

美術系の大学を出ているわけではない自分にとって、デザインよりエンジニアリングの方が正解がわかりやすくて、性に合っていたのかもしれません。

振り返ると、Internet Explorer 6・Android2系などのバグ対応、Flash・Silverlightなど今では使われなくなった技術などもいろいろやっていましたね。駆け出しエンジニアだった頃はFlashが流行っていて、自分自身もインタラクティブなサイトを見るのが好きだったので、Flashに使用されるプログラミング言語ActionScriptを独学で学びながら、基礎を身に着けていきました。

でも、2010年にApple社がiPhoneをはじめとする自社製品にFlashを採用しないと発表したためJavaScriptを書くようになり、本格的にWebフロントエンドエンジニアになりました。

突然のパニック障害 1年のブランクを経ての再起

その後は大手IT企業を何社か経験しています。エンジニアとして仕事に夢中になっていたのですが、この時期に、パニック障害を発症していまいました。働き方への考え方が変わったきっかけでしたね。

ー パニック障害、それは大変でしたね…当時はどのような働き方をしていたのでしょうか?

もともと結構自分を追い込むタイプの人間で、週に数回朝方にタクシーで帰宅したり、頻繁に終電で帰ったりしていた時期もありました。すごくストレスに感じていたわけではないのですが、身体には負担がかかっていたようで、ある日突然、 ミーティングで人が集まってくるのを見て強い動悸と不安に襲われました。

それ以降、満員電車で急に発作が起きるなど、移動することもままならなくなり休職となりました。症状がひどい時期は入院していたので、1年ほどコードはおろかPCも触れないような状態ですごく辛かったです。

ー それからどのように復帰に向かっていったのでしょうか?

回復の兆しが出てきてからは空いている電車に乗るとか、停車間隔が短い普通に乗る、カフェや図書館に出かけてみるなど、リハビリしながらNPOの支援を受けてGA technologiesに再就職しました。フルタイムでの復帰でしたが、オンラインでの仕事も増え満員電車に乗らなくてよくなったのでうまく病気と付き合えていると思います。働く時間についても、今はしっかり休息したり趣味に時間を割くなど、普段からストレスを溜めないようにしています。

趣味は写真撮影。これは会社の屋上で夕日を撮りたいEndo

HERPを使う側から開発する側へ

ー HERPにはどのようにして出会ったんですか?

前職でエンジニア採用に関わるようになり、「HERP Hire」を使いはじめたのがHERPとの出会いです。現場のメンバーとして採用に携わる中で、面接が設定されたり、面接の評価をして欲しいと依頼があったりしたときにSlackに通知が来るので、やらなくてはいけないことを見逃すことがなく、ユーザー目線で純粋にいいプロダクトだなと感じました。

その後、縁あって2021年5月にHERPへ入社しました。大手企業での開発が長かったので、スタートアップでの開発に関わってみたいと考えたときにHERPが自然と選択肢に上がり入社に至りました。HERPに入社してからは、HERP Hireのフロントエンド開発全般に携わっており、具体的には日程調整機能の実装や改善などをメインで行っています。

大手を経験して感じる、HERPの開発の楽しさ

ー 大手からスタートアップに入社してみていかがでしょうか?

大手で働いていた頃は分業制で担当できる部分が限定的だったのですが、HERPに転職してからはフロントエンドだけではなくバックエンドの実装をしたり、マイクロサービス開発やDatadogを使ったアプリケーション監視などDevOpsに関わったりと、幅広い経験ができるのが楽しいです。

また、ユーザー起点での開発が推奨されているという点でも、サービス開発をしたい人にとってよい環境だと思います。大きい企業だと、マーケターやプロダクトマネージャーから開発依頼を受けて開発することが多いと思いますが、HERPではエンジニアが直接ユーザーヒアリングすることも多いです。

ユーザーの価値を考えて実装まで行えるのでサービスの本質に迫った開発ができてやりがいを感じます。BtoB SaaSって地味な印象を持たれがちですが、意外と(?)ユーザーさんの声をダイレクトに聞けておもしろいですよ!笑

ー HERPで今後やりたいこと、どんな人と働きたいか教えてください。

エンジニアをこの先もずっとやり続けるかはわからないですが、自分が必要とされることを柔軟にやり続けたいと思っています。自分の性格的に積極的にリードするというよりは、チームがうまく回るようにサポートする方が向いているので、この先も無理せず楽しく働いていければなと思います。

チーム内の距離もユーザーさんとの距離も近いところでサービス開発したい方は、ぜひカジュアルにお話できると嬉しいです。

フロントエンドチームの仲間たち(左:Endo、中央:numb、右:ryota-ka)

カジュアル面談歓迎!

転職の予定がない場合でも、HERPではカジュアル面談を歓迎しています。

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