「思う存分働きたい」「子どもと向き合いたい」は両立できる。3人のHERP子育て社員が語った本音とは?
こんにちは!HERP広報の白石です。
バリバリ働く人の多いスタートアップ業界では、「子育てとの両立なんて無理」「そもそもロールモデルがいない」と悩む人は少なくないはずです。しかしHERPでは、数多くのフルタイム子育て社員が活躍中です。なぜ彼らは、裁量を持って思いきり働きながら、育児とも両立ができているのでしょうか。
そこで今回話を聞いたのは、3年前にHERP初の子育て社員としてジョインしたpara、今年6月に子どもが1歳半のタイミングで入社したaki、二児の父で見習い猟師としても兼業しているame。
リアルな「仕事と育児の両立」の実態を深掘りすることで、HERPの働く環境としての魅力やそれを支えるカルチャーについて探ります!
働きやすさの根底にある「最大限成果を出す」カルチャー
——まずは3人の家族構成から教えてください!
para :私は2021年の入社時はシングルマザーでしたが、再婚して、現在は大阪で小学2年生になる子どもと夫の3人暮らしをしています。
aki:子どもが1歳半のタイミングで入社して、夫、先日2歳になった娘、ペットのワンちゃん1匹と大阪で暮らしています。
ame:私は2カ月前にHERPにジョインして、幼稚園に通う4歳の男の子と、自宅保育の2歳半の女の子、専業主婦の妻との4人家族で、千葉・館山に移住して住んでいます。
——当時は、paraさんがHERPで初となる子育て社員だったんですよね。
para:はい。入社を決める時、HERPのビジョンやカルチャーに強く共感はしていたのですが、当時は今のようなフルリモート・フルフレックス制度がなかったんですよ。
私は子育てに重心を置きたいタイプなので、入社前にいくつかHERPに前例のない要望を伝えました。「家庭の事情で大阪に帰るので、遠隔勤務でもいいか」「お迎えの時間の関係でコアタイムを16時までに変えてもいいか」と。
それを会社は、クライアントワークであるCSのポジションにも関わらず、快く許容してくれました。子育てもキャリアも諦めたくない中で、こうやって働き方が許容されることは私の意思決定にとっても重要でしたね。
さらに周りを見ていると、子育て中に限らず「メンバーにどんな事情があっても、最大限価値を発揮するための方法を一緒に考えよう」というスタンスがチーム全体にあるのも心強かったです。
現在のフルリモート・フルフレックスの導入も、主導したのは私ではなくて他の子育て中ではないメンバーなんですよ。皆が「自分が気持ちよく働けて、最大限成果を出しやすい形」を考えて追求しているのは、現在も続くHERPの良いカルチャーの一つですね。
——akiさんも同じくCSで、大阪在住、フルタイムとのこと。前職の育休明けに転職されていますが、子育て社員として新しい環境で働き始めることに不安はなかったですか?
aki:当時は「1歳半の子どもがいてフルタイムなんて無理だ」と思っていたのですが、HERPはフルリモート・フルフレックスの環境も整っていますし、paraさんのように仕事を頑張りながら両立されている先輩たちもいて、「私もできるかも」と挑戦させてもらいました。
実は前職では子育てしながら活躍できるイメージがあまり湧かず、転職を考えていたこともあり、もともと興味があったHR領域で時短勤務でも裁量を持って働ける会社を探していたんです。
HERPに決める前に他社の内定をもらっていたのですが、HERPの内定後のオファーレターがとにかく良かったんですよ。自分が強く求められていることも嬉しかったですし、入社後の成長支援もしっかりしていそうで、社会的な意義も感じられることも分かり、最終的にHERPへの入社を決めました。
——ameさんはセールス部門で、今年の9月に入社しています。なぜHERPを選んだのでしょうか?
ame:前職のマネジメント経験を通して、組織として生産性を上げることに興味が湧いて、HR業界を中心に企業を見ていました。その中でHERPを選んだのは、選考体験がとにかく素晴らしかったからです。
HERPは転職活動という限られた時間の中で、どれだけお互いを知れるかを重要視していて、内定後には私のことをかなり考えたオファーレターをくれました。
私の特性がいかにHERPの価値観や文化にマッチしているか、中長期的に用意できるキャリアが私の目指したいキャリア形成とマッチングするのではないか、と詳しく書いてくれたことには感動しましたね。
採用そのものに強いプロフェッショナリズムを感じ、オファーレターを貰ったその場で即決しました。
三者三様の働き方で育児と両立
——ここからは実際に、今どのように仕事と育児を両立されてるのかを聞いていきます。皆さん、普段はどんなスケジュールで動いているのでしょうか?
para:朝7時前に起きて、子どもを送り出したり、家事や身支度をしたりして、働き始めるのが8時半~9時。そこから16時頃まで働いて、子どもの習いごとの送迎や夜のルーティーンにうつるイメージですね。習いごとを待っている間に作業をしたり、夜子どもが寝てから残った仕事をすることもあります。
今子どもは小学2年生ですが、「小1の壁」は本当に大変で……。今でも学童を拒否した子どもが14時頃に帰ってくることがありますが、「帰ってきても母はお仕事してるからね」と伝えて、家で宿題をしたりTVを見たりしてもらっています。
aki:私は6時半頃に起きて、8時半に夫が保育園に送り、私は始業するスタイルです。そこから17時半まで働いて、夫が保育園に迎えに行く間に私が夕飯を作り、21時頃に子どもを寝かせるようなルーティーン。残っている仕事があればその後に作業することもありますが、寝かしつけをしながら自分も寝てしまうことも多いですね。
ame :私は6時半~7時頃に子どもと一緒に起きて、9時~9時半に妻が上の子を幼稚園に送って、下の子は自宅保育。そこから私は仕事をスタートし、19時頃に終えて、夜ご飯やお風呂の時間にうつります。21時くらいには皆で布団に入って、大体そのまま一緒に朝まで寝てしまいますね。
——akiさんとameさんは今年HERPに入社しましたが、前職と働き方の違いは感じていますか?
aki:前職は通勤を含めて移動時間が多い仕事だったので、通勤0秒で仕事を始められて商談も基本オンラインで対応できる今は、シンプルに生産性が高まりましたね。おかげで入社時に不安があったフルタイムにも対応できていますし、自分自身がより早く成長できているような実感もあります。
それに前職では、子どもがいることで自分がやりたい仕事がもらえないような感覚があったのですが、HERPでは全くありません。
子どもがいようが介護や体調不良などの事情があろうが、その条件の中で自分が成果を出す方法を考えればいいという風土があって、皆が同じ条件のもとで働いています。おかげで、子育てはハンデでもマイナスでもなく、ただの制約なんだと捉えられるようにもなりました。
ame:私は前職もフルリモート・フルフレックスだったので、働き方自体に大きな変化はありません。ただ前職はホラクラシー組織で裁量は大きかったものの、その分個人主義的でもありました。HERPは大きな裁量はありつつもチーム感があって、皆でやるぞという風土があるので、そこは新鮮で面白いなと感じていますね。
「頑張りたいけど制約がある」ならできる人がカバーする
——子どもの都合で突発的に休まざるを得ない時などは、周りのメンバーの協力も不可欠ですよね。
para:そうですね。夕方以降に急ぎの顧客対応や判断を求められているけれど対応できない時は、スマホからSlackで依頼してメンバーに代わってもらっています。すごく助けられていますし、もちろん私が助けられる時はできる限り率先して対応するようにしています。
aki:私も子どもの発熱など突発的なお迎えもあるので、自分が持っているタスクを整理しておくことは常に心掛けていて、何かあったときには周りのメンバーに共有して引き継いでいます。
チーム全体に「お客さまに対して良い体験を届けたい」という共通認識があり、個人の仕事はチームの仕事という感覚もあるので、そこで当たり前に意思疎通できることは私の心理的ハードルも下げてくれています。
para:HERPって、働きやすくてホワイトな環境というよりも、基本的には仕事を頑張りたい人の集団なんですよね。子育てなどの事情に関係なく、ミッションに対して成果を出すための集団なので、それなら働き方はフレキシブルがベストだよねという考えが根底にあります。
子育て中の社員は「頑張りたいけど制約がある」というだけなので、対応できない状況があるなら拾える人が拾うのは、ある種当たり前のようになっています。
ame:「成果を出すために各自ができることを」という考え方は、かなり徹底されていますよね。直接子育てとは関係ないですが、私もセールスのマネージャーに対して同じようなことを感じる出来事がありました。
私の個人目標を達成するには工数が月200時間以上かかるという試算が出て、マネージャーに相談したところ「この業務はこう短縮して、ここはこうして……」とすぐに改善案を準備して回答してくれたんです。成果に向けてすぐに解決のために動いてくれる姿がとても印象的でした。
para:事情や悩みごとを共有すれば、どう解決すればいいのかを、皆がすぐに考えて動いてくれますよね。私も、コロナ禍で子どもが保育園に行けなくなった時にSlackで状況を相談したら、1週間後には「シックリーブ(※)」という制度が作られました。ものすごいスピード感で、とてもありがたかったです。
——素敵なカルチャーですね。そういった会社の制度って、皆さんも使っていますか?
aki:「シックリーブ」、私も使っています! 子どもが熱を出した時などにすごく助けられています。
ame:子育て中ではない社員も、全員が普通に使っていますよね。勤怠Slackでよく見かけます。
para:私は今特に制度は使っていませんが、前職で子どもが2歳くらいの時はベビーシッターを使わないと仕事が続けられなかったので、当時HERPのベビーシッター補助(※)があればとても助かっただろうなと思います。実際に今1~2歳の子持ち社員は、補助を使ってベビーシッターを頼んでいると聞きますね。
ame:あと子育て関連で言えば、HERPには子育てSlackチャンネルがあって、そこで雑談や相談ができるのも良いカルチャーだと思います。
最近では私が「2歳の子どもが歯磨きを嫌がるので困っている」と話したら、paraさんから「みんなの知見が集まったスレッドだよ」と反応があって。実際に紹介されていたアプリを使ってみたら、本当に神アプリでした(笑)。まさか仕事の場で、家庭の問題が一つ解決できるとは思いませんでしたね。
ユーザー価値を起点に考えるカルチャーを維持したい
——皆さんの仕事の今後についても、今考えていることを教えてください。
para:今後社員数が増えて組織が複雑化したら、どうしても自由度を保つのが難しくなると思います。それでもなお今の「全てはユーザー価値を起点に考える」というカルチャーにはこだわり抜きたいし、新しく入ってきたメンバーにも伝えていきたいですね。
そして個人的には今『HERP Trust』という新しいプロダクトのCSを担当していて、自分としてもチャレンジングなフェーズなので、自身が成長することで価値を最大化したいです。
aki:今後も介在している企業の成果創出に尽力したいと思いますし、個人のキャリアとしてはCSに閉じずにいろいろなところに首を突っ込んでいきたいです。ピープルマネジメントや事業開発など、できることを広げて自分がどの方向に尖っていきたいのかを見極めたいですね。
ame:私はまだ入社して間もないので、短期的にはHERP Hireのセールスとしての成果を出すこと。そして中長期的には、前職でのマネジメント経験をHERPでも再現性高く実現できるのか、チャレンジしていきたいです。
——これから転職を考えている人にも、ぜひメッセージをお願いします。
para:私自身の経験から言えるのは、仕事を頑張りたいのに子どもがいることでうまくいかなくて苦しんでいる人は、一度私たちの話を聞いてみて! ということ。これだけ社会が女性活躍と言っても、無理しないと働けない会社も多い中で「仕事も子どもも大事なのに、両立できないの?」と悩んでいる人には、そんなことないよ、と言いたいです。
aki:子育て中は、そもそもスタートアップに転職する選択肢自体がない人も多いと思います。でもHERPのように子育て社員でも裁量権を持ってバリバリやっている人はたくさんいるので、視野を閉じずに、まずはいろいろな選択を見てほしいという気持ちがありますね。
ame:HEEPは子育て中以外にも、それぞれ抱えてる事情があるけれど頑張って働きたい人に対して、機会を提供できる企業だと思います。
特にセールスは個人戦のイメージが強い人も多いかと思いますが、HERPのセールスはチームで戦ってる感覚があるんです。フルリモートにも関わらず、一緒に働いてる人の状況にアンテナを立てて「あなたにすごく関心を持っています」と惜しみなく言えるムードがありますから。
自分次第でいくらでも社内からの協力は得られる環境なので、挑戦したい、成長したいと考える人にはぴったりだと思いますね。
「思う存分働きたい」「子どもと向き合いたい」は両立できる
子育てを言い訳にも犠牲にもせずに、シンプルに「成果を最大化するための方法」を考え抜くことで、結果的に仕事と育児の両立を叶えていたメンバーたち。その根底には、3人の口から繰り返し語られていた「子育て中に限らず、全ての人が成果を出せるように」というHERPのカルチャーがありました。
HERPでは、我々のミッションである「採用を変え、日本を強く。」に向けて、共に成果を最大化していく仲間を募集しています。「仕事も頑張りたいし、子どもにも向き合いたい」と考えている方は、ぜひ一度話を聞かせてください!